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BS貧乏脱出大作戦〜借入金の資本組入れ〜

Q3.具体的にはどうするの?

A.前ページの(図1)に示したケースを例に、株式会社の場合でご説明しましょう。
まず、新株発行を行ないます。通常は、新株を引き受けた人は、新株発行価額を現金で払い込みます(現金出資)が、今回の場合にはあなたが会社に対して貸し付けた500万円の金銭債権を原資とします。このように現金以外の財産を、新株発行価額の払込に充てることを現物出資といいます。
この結果、会社の資本金は500万円増加し、負債は500万円減少します。それを示したのが、(図2)です。
次に、減資を行ないます。今回の場合、減少する株式に相当する金額を株主に返還することなく、つまり無償で資本減少させます。また、株式減少させずに、資本の額のみを減少させる方法でもOKです。減少する資本の額は、仮に400万円とします。
この結果、資本金は400万円減少し、欠損も全額消えます。それを示したのが、(図3)です。

Q4.資本に振り替えられた借入金の債権者は、返済を受けることはできるの?

A.その借入金の債権者(前述の例でいえば、あなたですね。)は、もはや債権者ではなく、株主です。

借入金は、新株発行価額の払込に充てられたため、消滅します。

したがって、株主として配当を受けることはできますし、株式を売却してお金を得ることもできますが、会社に対して返済を請求することはできません。

Q5.株式会社でないとダメなの?

A.有限会社でも、できますよ。

(図2)

資産の部

資産合計 2,000万円

負債の部

負債合計 900万円

資本の部

資本金 1,500万円

新株発行分

500万円

欠損  400万円

合計 2,000万円 合計 2,000万円

(図3)

資産の部

資産合計 2,000万円

負債の部

負債合計 900万円

資本の部

資本金 1,100万円

合計 2,000万円 合計 2,000万円
(注)
欠損=資産−負債−資本
=2,000万円−900万円−1,100万円
=0円
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